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2006年 09月 23日
地図帳探しをした人なら分かると思うけど、最北端の町はいくつか候補があって最北を決定するのが面白いのに対して、最南端はほとんど南米大陸に限定されてちょっと興味を引きにくい。たまに南緯54度26分・東経3度24分のブーベ島@wikipediaがノルウェー領と書かれていて誤植か何かじゃないかと思ったりする程度で、基本的に陸地がないから。
(ブーベ島を中心に。これでもノルウェー領) しかしそんな最南端も、Google Earthで見ればやっぱり想像力をかき立てる場所だった。 高解像度で見られる最も南の人工建造物はそんなわけであっさり見つかった。これがその写真。 座標は(54°47′49″S, 65°15′58″W)。上の方の目立つ奴じゃなくてその下の小さいのがそれ。何となくどこかのノルウェー沿岸で見たのと構図が似てなくもないかな。違いといえば周辺に灌木ぐらいは生えていそうで、すぐ北にちょっと大きな倉庫らしい建物が見えることか。 ちょっとカメラを引いてみると、南アメリカのまさに先端部分にこの家は位置している。 いや、正確には南アメリカ大陸ではない。この家はフエゴ島@wikipediaという島に立っている。島と言うけど相当でかい。そして大陸とフエゴ島を隔てているのがマゼラン海峡。 写真中央の2つの点は何かというと、これこそ最果て萌え御用達、最南の集落プエルトウィリアムス(真ん中・南緯54度56分)と最南の町ウスアイア(左・南緯54度50分)。このどちらかの拡大写真が登録されていればそこが最南の家になるはずだったんだけど残念。緯度としてはプエルトウィリアムスの方が明らかに南ながら、ここは軍事基地の為の町だったりしてあまり一般的ではないのでウスアイアが最も南の町として紹介されることも多い。ちなみにウスアイアとプエルトウィリアムスの間にあるのはビーグル水道@wikipedia。で、ここには国境線が走っているのでウスアイアはアルゼンチン・プエルトウィリアムスはチリと別の国だったりする。なんでこんな線の引き方したのかねぇ、ここに限らずフエゴ島を2つに割っているのも不思議だけど。 先ほどの家に戻ると、この家とプエルトウィリアムスの間はおよそ150キロある。え、じゃあこの家から一番近い集落は? それが、この付近を拡大すればよく分かるけど、この辺に人の住んでそうな気配がある写真がホントに見あたらない。Google Earth Communityによれば直線距離にして20キロ北に"Bahia Thetis"という集落があるというレポートはあるが、ここも中心部から半径7キロの人口が90人いない程度らしく、低解像度の衛星画像ではとても集落らしいものが確認できない(おまけにこれまたどこかに繋がっている道が発見できない陸の孤島)。フエゴ島の東端を見るとどうやら灯台らしい物も見えるがやはり人が住んでいるように見えない。いや、これ、マジで一体何の為の建物なんだ?!前回のMys Zhelaniyaなんかは一番近い対岸で300キロ以上離れていて隔離度で言えばはるかに勝っていたけど、あっちはそれでも集落だったからなあ。 南極半島にも近いのでそこへの前線基地?こんな辺鄙なところよりはウスアイアを使うだろう。対岸の島(Isla de los estados)もSan Juan del Salvamentoという灯台以外には何もなさそうだからそことの関係も薄そう。こんなところに海水浴に来る人もいるわけない。「吠える南緯40度」「唸る南緯50度」のしかも南側なんだからどんな強風地帯かは推して知るべしだ(それに、多分寒い)。 うーん。行ってみたいぞ~。どうせ5分で飽きて10分で帰りたくなるのは目に見えているけど、それでも実際にこの目で確かめて用途を知りたい。 このあたり、というか南緯40度付近を流れるコロラド川以南の地域を全部まとめてパタゴニア@wikipediaと言う。ナチュラリスト御用達のあのアウトドアウェア店もここから名前を取っている。おおよそチリとアルゼンチンの南半分。ところでこういう荒涼とした場所には南米のケーナの音色が似合いそうな気がするけど、残念ながら実はあれはボリビアとかアルゼンチンでも北の方の楽器らしい。 ちなみにドレーク海峡(南アメリカと南極半島の間)の最南端の場所がホーン岬@wikipedia。この名前を聞いて世界一周双六ゲーム@wikipediaを思い浮かべればあなたも立派なおっさん・おばさん?というか僕もこの番組でほとんど唯一覚えてるのがこの地名なんだけど。 誰もが呆れコメントの付けようがないと大好評のこのシリーズ、もう一回だけ続きます。北の果て、南の果ての次は…東と西の果て? 呆と果って形が似てるよね(またも超余談)
by sotono_hito
| 2006-09-23 20:18
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