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2007年 11月 06日
2年前の夏になりますが、東京から大阪に行く時に青春18きっぷを使ったことがあります。こういうと大体の人は東海道本線、なかんづくムーンライトながらの事を想像するだろうと思うのですが…って飛ばしすぎ?
青春18きっぷについて知らない方のために一応さらっておきますと、夏または冬の期間限定で発売されるJRの切符で、期間中の任意の5日について終日、全線の普通列車・快速列車の普通車自由席および宮島航路に乗り放題になるという切符です。値段は現在11500円。つまり1日片道1000円以上の往復もしくは2000円以上遠くへ旅行すればお得になるのです。ただし新幹線その他の急行・特急には乗車券としても利用できないので、暇じゃないとなかなか使えない切符でもあります。 せっかくそんな切符を買ったのだから、普通に東海道本線を使っても今ひとつ面白くない(ちなみにこれでも9時間掛かります)と思い、「どうせなら乗れるだけ乗って行こう」と。 「飯田線に乗る」とか「紀勢本線で紀伊半島ぐるり」とかいろいろアイデアはあったものの、どちらも思った以上に所要時間がものすごくて1日では旅程を全うできない事が分かり、じゃあ東海道が嫌なら日本海に出るか、というわけでこんなルート設定にしました。 上野→高崎→水上→越後湯沢→宮内→直江津→富山→金沢→福井→敦賀→長浜から新快速の姫路行き 上野発は午前6時29分が最終(!)。途中1時間近く待つ駅もあるし長浜到着だってまだ午後8時半(ここからなら10時ぐらいでもまだ余裕がある)なのに、この電車を1本遅らせると乗り継ぎが壊滅してその日の内には到達できなくなるミステリー。もちろん福井ぐらいまでは、始点と終点以外の途中の駅で降りる事さえできないというきっちりスケジュールになりました。目的地についたのが結局10時ぐらいなので、トータル16時間ですか。アメリカ行けますね。確か営業キロにして800だか900キロという計算で、単純に値段表を引くと1万円ほどになるようでした。これだけで元を取ったと言えなくもないでしょう。ちなみに、上野→高崎間は18きっぷでも追加料金で乗れるようになったグリーン車を初体験。ホームでSuicaで買えば後はそれをここにかざすだけで指定席に座れます。 越後湯沢と直江津の間にはほくほく線という3セク路線があります。アーケード版「電車でGO!2」の上級コースとして知っている人も少なくないでしょう。宮内経由だと3時間弱かかるところがこの路線を使うと1時間半で行けるのです。直江津あたりでゆっくり昼食をとったり、あるいは越後湯沢駅併設の温泉に入っていく余裕もできるじゃあないですか。当初の予定では越後湯沢滞在は30分で、遊べるほどの余裕はなし。しかし3セクはJRではないため、18きっぷを持っていても別途料金が必要になるのです。乗るべきか乗らざるべきか。 で、ようやくここでタイトルに結びつきます。最近、いくさんに勧められて(でもないのだけど)鉄子の旅というマンガを読んだのです。内容は、日本屈指の鉄ヲタをガイドに、一般人の漫画家とその編集さんが鉄ヲタの楽しみ方をたたき込まれるような旅をする実録マンガです。 さて、あんな馬鹿な旅をしておいて言うのも何ですが、自分はもともと鉄ヲタの気はさらさらありません。長旅といえばせいぜい、高校の修学旅行で旅好きな担任の提案で夜行列車で北海道に連れて行かれた程度。しかしこのマンガの紹介ページを見た瞬間、この昔の旅のワンシーンを思い出し、とてつもないシンパシーを感じたのです。 「18キップがあるのに別途料金を払わなきゃいけないこの悔しさ! わかる!?」(@ほくほく線直江津駅) わかりますとも! シーンこそ越後湯沢と直江津で正反対ですが、結局僕はこの悔しさの為に既定の宮内経由ルートを取ったのです。まあ電GOでも上級なんてやったこと無いから思い入れがなかったってのもありますが。 なお、鉄子の旅を読んでいると他にもいろいろ共感を覚えるところがあり、なかなか面白いです。「ビンボくささ」のある人ならテツで無くても楽しめるでしょう。あと、水上からのモグラ駅2つ(湯檜曽・土合)は計画時点では知らなかったのがやや悔やまれます(これも鉄子の旅で知った)が、どうせさらに早起きしないと見られないのだから気にしません(ちなみにモグラ駅のもぐらっぷりがよく分かる記事はこちら@DPZ)。 以降はタイトルとは再び関係なく旅行記ですw 多分、越後岩塚駅(越後湯沢→宮内間)の宝徳山稲荷大社。山奥のど田舎になぜこんな…。 宮内を12時前に出て直江津が1時過ぎ、そこから富山までノンストップで2時間で富山も乗り換え5分コースなので駅弁を食べるならこの辺りの時間なんですが、直江津が乗り換えの時間しか確保できないのでさあどこで買うという話になり、結局、柏崎(宮内→直江津間)で特急の通過待ちで出来た10分ほどの停車の間にダッシュで買いに行きました。特急が通過する駅なんですからもちろん面白い弁当はなく、ふつーのコンビニ弁当でした。無念。 直江津→富山間はおそらくこの行程で最長の区間で、おまけに朝起きしてて昼食後という絶好のコンディションに恵まれ、途中で轟沈しました。富山の乗り換えはタイトなのに…。 突然、「起きろ~!!」という女の子(中学生?)数人の声にびっくりして目が覚めるとそこは富山駅。こちらが状況を把握している間にその子達は笑いながら走り去っていきました。いや助かった。あれがなかったらお金出してサンダーバードに乗らなきゃならないところでした(^^;。この旅での一番いい話。 親不知駅(直江津→富山間)。駅名も大概面白いけど、窓の外には北陸自動車道と国道8号線。ここしか大きな道を通せる地形が無かったのね…これぞ日本海側の地形(だけど元々あった砂浜がこの橋のせいで無くなったらしい)。 しかし、思っていたほど秘境駅って無いんですね。越後湯沢→宮内間でもせいぜい「ど田舎」ぐらいで秘境ではなかったし、日本海側の北側(それこそ親不知とか)なんか本来は秘境に近いんでしょうけれども目の前に巨大な橋があったり。帰りは東海道本線→高山本線→太多線→中央本線で名古屋を一周してみたり(ここで友人宅で1泊して翌日東海道本線)したんですが、やっぱり普通の田舎まで。まあ、なんだかんだいって「○○本線」って名前の付いているところばかり通っているのでそんなものかも知れません。やっぱり一度は飯田線?
by sotono_hito
| 2007-11-06 01:18
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