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2008年 03月 19日
秋葉原の駅前の店で働いていると、やはり外国人観光客のお客さんが多くいらっしゃいます。お隣が免税店だっていうのも関係しているのでしょう。レジ通過数でおよそ20%程度かと思います。売上額の2/3が外国人のデジ一とデジタルビデオのお買い上げ、なんて日もありました。
そうなるとやはり英語の接客が増えます。僕は特に外国人のお客様には積極的に話しかけるようにしているので、接客の半分は英語でやっているような気がします。それはもちろん英語が苦手ではないからでもあるのだけれど(ちなみに「あんた英語うまいね」と時々褒めてもらいますが、それは「コンニチワ」「わ~日本語お上手ですね」って言うのと同じようなもんだと思ってます。僕のはいわゆる店員みたいな丁寧な英語じゃないし)、むしろウチではデジカメのスペックシートも日本語で作ってあるから読めないお客様には直接伝えるのが一番売りやすいからだし、余所で下手な英語と格闘しながら買い物するよりはウチで買おうと思ってもらえれば儲け物だからでもあるわけです。(ちなみに中古最大手のソフマップは外国人スタッフまで雇ってます。奴らハンパねぇ!) ところで普通の接客ではあんまり話しかけられるとウザいですよね。極端な言い方をすればこんな空想です。某ヨ●バシカメラの入り口に大挙整列する店員、店に入るなり「今日はどのような物をお探しですか」…ウゼェ! というわけで、現実には、店員はお店の中で特定の品物の前で熱心に見入っている人に主に声をかけるわけです。迷ってることやその商品についての情報を提供してくれるのは客としてありがたいので。 だけど英語の接客の際には、努めて早めのアプローチをするのが僕の工夫であります。日本人のお客様に話しかける倍ぐらいの早いテンポで声をかけます。なぜなら、日本語が読めない人にとっては日本語のスペックシートはほとんど情報を与えてくれないので追加の情報が欲しくなるタイミングが早いはずだからだし、最低限でも「こっちは英語オッケーです」というメッセージになれば相手も質問がしやすかろうということで。話が脇にそれました。 「日本に来ていきなりNOVAなくなっちゃた」のエントリで「日本にいる以上は日本語で話せ という主張の正当性はあるのか?」という問いに対して非常に多かったのが「郷に入っては郷に従え」という答えでした。 このフレーズは命令形です。そういうフレーズはだいたい「処世術」と「規範」に分類することができるでしょう。つまり「その方が便利だ」と「そうするのが善いことだ」という主張です。上記のエントリのコメントで少なからぬ人が、この言葉を規範として用いていました。それが敬意を表することにつながるのだ、とかね。 ところがそういう人が同時に英語ネイティブの傲慢さというものをあげつらっていたりもしていました。英語が国際共通語だと彼らは思っているから、私たちが一生懸命下手な英語で話しかけてもまともに接してくれないのだ、と。しかし、「英語が国際共通語」だからというエクスキューズを抜いたら「イギリスにいる以上は英語で話せ」って言っているその「傲慢な」イギリス人とどう違うのかな、と疑問に感じるのです。あるいは、本当にそのイギリス人たちが「英語が国際共通語」だなんて思っているから傲慢な態度を取るのか、というところもちゃんと調べられていないのです(日本にいて英語ばかりのイギリス人をそう評するのはもちろん理解できますが、英語圏での経験として語っている人もいました)。このフレーズは「規範」としては結構怪しいというか、視野を狭くしてしまうだけの解釈のように思われます。それに、売上額の2/3が外国人だったりすることもあるウチの店なんかを見ると、英語環境と日本語環境のどちらが"Rome"なのかってのも怪しくなります。中には「英語分からんから日本語で話せ」って言ったポルトガル語圏のお客様なんかもありましたがw。 そう、これは処世術なのです。「敬意を表する」というのだって、それがアプリオリに善いことなのではなく、その方がいい関係を築けて長期的に得するからこそ重要なのです。英語だろうがバスク語だろうが、日本にいてもそれが必要なら覚えてしゃべって物を売ればいい、と僕は考えるのです。それに付随する観念的な親日だの反日だのいう議論にしたって、そんなことより店で商品を売ってにっこり笑ってありがとうございましたと言う方がよほど実利があるってもんです。詐欺とか押し売りでなければ、お買い上げいただいた相手もハッピーになれるわけだし。 ちなみに、面倒くさいお客様というのはだいたい中国人だったりするわけですが(典型的には、専用充電器欠品のデジカメを気に入ってしまったけど英語も日本語もあんまし通じない観光客なお客様とか。最終的には強硬に「分かってないならこれはお勧めできない!」と主張して同行者に「よくわからんがやめておこう」的に引っ張っていっていただいた)、腹の立つお客様ってのは日本人しか今までのところないなぁ。それもまあ1人か2人ぐらいのことだけど。 そうそう、これは極めて余談なんですが、ウチでもたまに見かける多国籍カップルというのは、ほとんどが外国人の男性と日本人の女性という組み合わせなんですな。というよりも逆はまだ見たことがない(知り合いにはそういうカップルもあります)。日本人男性ってへたれなのかしらねぇw。 ………え?(・x・)
by sotono_hito
| 2008-03-19 03:50
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