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2008年 10月 24日
もやしもんファンの皆さんは既にご存じと思いますが、国立科学博物館で「菌類のふしぎ」特別展が開催されております。そこでもやしもんの菌がナビゲーターをやっているということもあって見に行ってきました。
なお、この特別展を見に行く予定があって、中身を楽しみにしているという人は見ないようにするなりしてください。念のため。 入るなりお出迎え。 展示台を主に段ボールで作っていることもあってか、場内至る所に落書きが。探して写真撮りまくってたら時間が無くなった罠。オノレ。むかついたので写真はアップしない(ていうか枚数多いし。48見つけた猛者もいるらしいよ)。 この辺はきっちりやってるけど…これだともやしもんの半分はここで用済みでは?w ちなみに、ここにいる大腸菌と納豆菌以外では乳酸菌なんかもバクテリア。ござる。 粘菌の一種、ジクホコリカビ。これも原生動物に近いということで現在では菌類扱いされていないらしい。熊楠涙目wwwwwwwww。しかし図案的にキモイ…。 この特別展の目玉、キノコのプラスティネーション(樹脂含浸)。実物を取ってきて水分を樹脂に置換することで長期保存できるようになったもの。人体の不思議展では触っても良いのが多かったけど、これは触っちゃダメとのこと。凄い数があるのでなかなか迫力があるが、どれも似たように見えてしまう(色が落ちてるしね)のでちょっと残念。並べ方とかが一般人に分かりやすいように工夫されてると良かったかなぁ。よく食べるキノコと毒キノコとかね。 カラカサタケ。デカいので思わずアオリで写真を撮ったら、なんとこいつは実物大レプリカでしたというオチ。 キヌガサタケ。実物を見てみたいキノコ暫定1位。プラスティネーションは色がくすんでるなーと思ったらやっぱりこいつにもレプリカが用意されていた。そっちは綺麗だったよ!w 触ってみようのコーナー。乾燥キクラゲの裏はビロードのような触感でした。 お前が言うなwwwwwwwww。 アルテルナリア属の写真。もやしもん的には顔が3つ繋がってる奴。 Botrytis cinerea。いわゆる灰色カビ。最近ワインの教科書を読んでるので目が自然と向いたw。貴腐ワインのカビですな。 カビ臭・トリュフ臭・マツタケ臭を体験できるコーナー。嗅ぎたい人がポンプを動かした時だけ空気が出るような仕組みの方が良かったんじゃないかなぁ(シンガポールの博物館でそういうのを見た。確かスパイスの話で)。 日本と世界の菌類研究者。なんで樹せんせぇがwwwwwwwww。あと奥の南方熊楠もどうなのよ、さっきの書きぶりからすると。 ちょwwwwwwwwwwせめて乳酸菌にしといてやれよwwwwwwww (注:虫歯菌の一つとされる「ミュータンス菌」はLactobacillales目、つまり大ざっぱに言えば乳酸菌のくくり) 全体としての感想は…個人的にはちょっと食い足りないですなぁ。展示物の点数は多いとはいえ、それはほとんどがキノコだったわけで。生活環(ライフサイクル)をパネルの説明文だけでなくてもうちょっと工夫した展示にするとか、菌類の不思議さを実感させるようになってればなぁ。あとは病気の原因になる菌(細菌じゃない奴ね)なんかも身近な対象でよさそうなんだが。でも症例写真出したらみんな引くかな(^^;。 それと、もやしもんに頼りすぎの構成だと思ったw。展示品足りないのでもやしもんキャラで埋めてみました、みたいな。もちろん、ともすれば嫌われ者の菌類にスポットライトが当たったこの機会を生かしてみんなにもっと知ってもらうというのは博物館として当然だと思うんだけど、展示品が物足りないと感じているとこういうあざとさが裏目に出るような。 そしてアニメの放映がフジテレビだったのに、この企画は科博とTBSの主催…一体何があったんだろう。なんか怖いよぅ><。
by sotono_hito
| 2008-10-24 02:16
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