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2008年 09月 18日
たまには某店員らしいことも書いてみましょうか。8月に発表されたアレについて。
その前に、そもそもコンパクトデジカメとデジタル一眼の主要な違いとは、 1. レンズ交換の有無(すなわち光学特性の善し悪しと、引き替えに手軽さ) 2. 受光部の大小(すなわち高感度ノイズの有無など) 3. 見たまま撮れて応答速度の高い光学ファインダーの有無(光学ファインダーの付いたコンデジもありますが、実際の写真とは視野が違うのでオマケ程度です。また液晶ファインダーは実物と表示の時間差が出ます。逆に液晶ファインダーは持ち方に自由度が出るが、旧式の一眼では撮影するまで液晶画面はほとんど飾り)。 -3.5. 光学ファインダーのからくりは大きいので、ボディの大小 このあたりにあります。何となく想像しながらこの辺を頭の片隅に置いておくと理解の助けになるかもしれない。 というわけで、噂のマイクロフォーサーズです。 Olympusが半年ほど前、E-420というデジタル一眼をリリースしました。このとき、いわゆるパンケーキレンズと呼ばれる非常にコンパクトなレンズもリリースし、合わせて当時最小最軽量のデジタル一眼システムとして売り出したところ、このレンズの生産が間に合わないほどの大ヒットになりました。 正直、光学20倍ズーム系コンデジのあれとかそれとかこれとかと比べれば一回り大きいし重いけど、それでも他の一眼よりかなり軽くて手にもしっくり来るし、僕も購入3歩手前ぐらいまでは行きました。まードケチな僕なので予算という最後の一歩はかなりでかいんですが、それはそれとして。 E-420の成功を見てOlympusや、共通のレンズ規格であるフォーサーズのカメラを作っているPanasonicは確信したに違いありません。軽いデジイチは売れる、と。逆に言えば、E-420は「コンデジみたいな一眼」を作る実験作的な意味もあったはず。つまり、小さくて軽くて液晶ファインダーで使えるが、レンズ交換でいろいろな写真が撮れて高画質なカメラです。 そんなわけで、本格的にマイクロフォーサーズがアナウンスされたのでしょう。 マイクロフォーサーズはデジタル一眼ではありますが、光学ファインダーと、そこに像を投影するための反射板(レフレックス)を持ちません。つまり一眼レフとは呼べず、「デジタル一眼」らしいです。その分小さくなるということで、公式ページではまるでコンデジのような大きさのイメージイラストが描かれており、僕などは大変期待したものです。 そして先日、ついにマイクロフォーサーズの一号機とレンズがPanasonicによりアナウンスされました! …でかいよ。 いや、比較すればDMC-G1は確かにE-420並に軽いんですよ。大きさだってそれぐらいか、さらに一回りぐらいは小さいかも。 だけどさー、「コンデジ並み」を期待していた身としては見事に騙されたと感じてしまうし、一発目のレンズがあの大きさってのもちょっと…。どうせなら、何かどっかの単焦点高級コンデジみたいな大きさのセットを出せばインパクトもあったろうに。 これについてウチの某社員さんは「パナソニックって手堅い物作るよね。ソニーだったらきっとぶっ飛んだの出してたよ」云々、と。いやまったく。ソニーはDSC-G1(型番似てるけど別物です)という突然変異を作ったりした前歴があるからね。ちなみにこれ、続編が出てないところを見るとセールスとしては大失敗だったんだと思うw。 なんでCaplioを持ってる僕がこの辺に興味を持っているかというと、Caplioは暗いところが弱いのよね、多分IXYとかと比べて。そんなわけで増感に強い一眼系に興味があったわけです。まあ受光部が小さいというのはスペック的に高性能なレンズを小さく安価に作れるというメリットにもなるので、痛し痒しですが。さっきも挙げたLUMIXのFZ28なんか、一眼のサイズであの性能のレンズを作ろうとすると10万円で1kg弱、なんて話になりかねないからね~(しかもこれは中古屋の相場感覚w)。 というわけで、小さいデジイチの登場を(買うかどうかは別として)待ち焦がれるワタクシ。ある日店頭に並んだ商品を見てちょー迷いました。 これ買ったら解決じゃね? まだ結論の出てない話にオチがつくわけもなく(完)。
by sotono_hito
| 2008-09-18 02:22
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